おべんとうをたべたのはだあれ

おべんとうをたべたのはだあれ (ひさかたメルヘン 37)
おべんとうをたべたのはだあれ
作者: 神沢利子, 柿本幸造
出版社/メーカー: ひさかたチャイルド
発売日: 1983/01
メディア: ??
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「たまごのあかちゃん」「くまの子ウーフ」の神沢利子さんに「どうぞのいす」の絵の柿本幸造さん。大好きな二人の作った絵本なのですから、お友だちからいただいて最初に読んだときからすっかりお気に入りです。
森に野いちごを摘みに行った女の子が、お昼におべんとうを食べようとしたら、あらあらちょっと食べられています。次の日は半分。そしてその次の日は全部。
女の子は「みちにまよったひとが おなかがすいて たべたのね」と考えます。「あたしのたべるぶんは まだあるわ」って残りを食べる女の子に、のんきな娘が重なって見えました。
おなかがすいてせっかく摘んだ野いちごを全部食べてしまい泣いちゃった女の子に、うーふー とくまが野いちごを差し出す顔がなんともいえず、嬉しくなります。