7/15の絵本5冊「ねんどぼうや」他

7/15のおやすみ前の絵本は「車のいろは空のいろ 星のタクシー」と「こぐまのくまくん」(最後)と「オバケちゃん」から1話ずつと、「はれときどきぶた」から2話、そして「ねんどぼうや」の計5冊でした。


「星のタクシー」からは「たぬき先生はじょうずです」を読みました。
その日のお客さんは男の子が二人。兄弟のようです。お兄ちゃんは棒読みでいいます、たぬきしかいいんにいそいでいってください。
そうそう、こんなお話が読みたかったの(^^)というぐらい「車のいろは空のいろ」らしいお話でした。


「こぐまのくまくん」は今日で4つ目のお話、「くまくんのねがいごと」でした。
くまくんはなかなか眠れません。おねがいごとをしているから。なにを?くまくんが言うおねがいごとは無理なことばかり。最後にくまくんはいいます。おかあさんぐまがおはなししてあげましょうか?って言うこと。そしておかあさんぐまは、雪の日の、月旅行の、誕生日のお話をします。
とても綺麗な、読んでいて笑みがこぼれるようなお話でした。子どもって自分のお話をしてもらうのが大好きですよね。同じコトを何度でも何度でも聞きたがります。
「こぐまのくまくん」の全てのお話には本当に感動させられました。落ち着いた色の表紙からは地味なお話かなあと思っていたのだけど、愛にあふれたお話ばかり。またこのシリーズの他の作品は絶対読みたいと思っています。


「オバケちゃん」は最初の部分を読みました。このお話、全然昔話風じゃないのに「むかしむかし」からはじまるんですよ!そして、「といっても、きのうのきのうくらいむかしのこと」と続きます。ここでぐっと「な〜んだ」と力が抜けます。
オバケちゃんがおともだちがほしくて探しに行き、それらしい家を見つけたところまででした。これから毎晩読むことになるけど、続きが楽しみ♪


はれときどきぶた」は佳境に入って来ました。
家では金魚がとびまわり、天気予報ははれときどきぶた
でも、このお父さん、かなりお茶目ですね。
雨じゃなくてぶたがふるなら、雨がさじゃなくてぶたがさをさすのかな。レインコートはぶたコート。雨がっぱはぶたがっぱだ。と笑うのです。
♪雨雨ふれふれも♪ぶたぶたふれふれと踊ります。
この歌、思わず♪雨雨ふれふれ(もっとふれ)〜と歌ってしまい、続きの♪ぶたぶたふれふれ母さんが〜
で、あれ?ちゃうやん!
そりゃそうだよね。児童書だよ。なんで雨の慕情やねん!と思わず自分つっこみ(^^ゞ


「ねんどぼうや」を読んでいると色んな物語が頭をよぎります。
子どもたちが大人になって寂しいおじいさん(とおばあさん)はねんどをこねて小さな男の子を作ります。
と、ここで、「ももたろうやかぐやひめみたいに『発見する』んじゃなくて、『作る』んだあ。おだんごぱんみたいな話かな」と思いました。
ねんどぼうやは動きだし、出されたミルクとパンをあっと言う間にたいらげて言います。「もっと!もっと!」
やっぱり1杯たべれば1杯だけ…と大きくなっていった桃太郎が頭に浮かび、次のページをめくると…。
異様なねんどぼうやの姿。ぎょっとしました。
うちじゅうのものを食べ尽くし、庭に出て、にわとりあひるねこいぬ…。そしておじいさんおばあさん…。村中の人を食べてしまうのです!!最後にヤギがみんなを助け出してくれます。
ヤギって外国のお話では、力が強くて知恵がある動物として、そして大体ちょっと怖いぐらいに描かれてますよね。私がずーっと持っていたイメージは、童謡「やぎさんゆうびん」のような、紙が好きなお間抜けな動物。いつもギャップを感じます(;^_^A
さてさて、この絵本、テンポが良くて意外性がありおもしろかったので、読み聞かせにも使ってみたいなあと思いましたが…ちょっと怖くて強烈すぎるかなあ。

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