中川正文・絵本入門講座最終日

けやきの森市民大学講座「中川正文先生が語る絵本入門講座」(全3回)に参加させていただき、そして、最終日でした。
といっても、2,3回目は先生の入院&療養で延期になり、その変更になった2回目の講座日は帰省中で、残念ながら参加できなかったので、もう最後かと思うとちょっと物足りなさも。
でも、3回で2000円の参加費のうち、休んだ分きっちり(700円)返してくれるというのは、ありがたい。

一時保育にハナとマオを預けて、講義室へ。スライドだと聞いていたし、前回中川先生の声が聞こえにくかったので、最前列に座ってみました。
とにかく、スライドを見ながら、その絵本についてのコメント、素晴らしい点や良くない点、たまには「この人の奥さんは怖い」などのプチ情報(?)を交えながら、ひたすらスライドスライド。
とにかくスライドの量がすごい。=引き合いに出す絵本の量がすごいということ。
1つ目のスライドを見るのに1時間。残り1時間で、残ってるスライドは2つ。
結構知っている絵本もあったけれど、すごく古いものや、洋書絵本などでは、わからないものもたくさん。そして1場面だけだと、なかなかパッとタイトルが出てこない(^^ゞ
もっと自分に知識が増えていくと、講座を聞いていてより楽しめると思うのよね。

中川正文さんの、「悪い絵本」(特に絵について)として挙げた、辛口なコメントが、なかなかこういう話をする方っていないし、面白く聞きました。 超人気&有名な絵本も、中川さんにかかれば一刀両断で、うひゃーと驚きつつ、まあわかる部分も大いにあるかなという感じ。

同じ作家での作品による絵の変化などを見比べたり、特に最後に見た、これこそうらしまたろうだという、うらしまたろう像を見ていくのに、一体何例挙げて見ていったか、わからないぐらいたくさん見たのが、すごく興味深かったです。
「浦島太郎がこんな子どものように描いてあるのはおかしい」とか「これは宝塚のようだ」「歌舞伎風だ」とか、ズバズバと 言っていくのがまた、おかしくて何度も笑いが出てました(;^_^A
もうあと5分、もうあと2分と言ってるうちに、結構な時間オーバー。

休憩も入れずにひたすら絵本を紹介していかれる中川正文さんの情熱には、頭が下がります。