てぶくろ

てぶくろ―ウクライナ民話
作者: エウゲーニー・M・ラチョフ, うちだりさこ
出版社/メーカー: 福音館書店
発売日: 1965/11
メディア: ??
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何度も読んだ絵本なのに少ししかハナの中には残っていなかったようなので、久しぶりに読んでみました。落ちていたあたたかそうな手袋に次々集まる動物。くいしんぼねずみ、ぴょんぴょんがえる、はやあしうさぎ、おしゃれぎつね…どんどん手袋の中に入っていくので、ちょっぴりドキドキハラハラしながら読んでいきました。最後にいぬがほえて動物たちが慌てて逃げ出しおじいさんがてぶくろを拾って帰るという結末に、とても自然に本の中の世界から戻って来られます。
『てぶくろ』は楽しいお話で、あちこちの出版社から絵や訳が異なって出版されているので是非他のも読んでみたいのですが、福音館のこの絵本は動物たちの名前の付け方が最高だと思っています。もちろんラチョフの絵も。厳しい冬と暖かい手袋が見事に描かれています。