魔女の宅急便シリーズ

魔女の宅急便 (福音館創作童話シリーズ)
魔女の宅急便 (福音館創作童話シリーズ)
出版社/メーカー: 福音館書店
発売日: 1985/01
メディア: ?

魔女の宅急便〈その2〉キキと新しい魔法 (福音館創作童話シリーズ)
魔女の宅急便 その3 (福音館創作童話シリーズ)
魔女の宅急便〈その4〉キキの恋 (福音館創作童話シリーズ)
魔女の宅急便 その5 (福音館創作童話シリーズ)

6歳の冬から7歳にかけて、3ヶ月以上かかって毎晩読んだ「魔女の宅急便」シリーズ。
お馴染みのアニメとはまた違った登場人物・レギュラー陣にとっても楽しませてもらいました。
13歳で魔女の旅立ちをするところから、19歳(最後には20歳の誕生日を迎えてますが)の5巻目まで。キキのティーンエイジャーらしい等身大の悩みには、共感する部分が多かったです。魔女という特別な存在でいながら、悩みは普通の女の子と同じ。ココがこの本の最大の魅力なんだと思います。

読み終えて1ヶ月以上経った今、思い返して、思い出すのはやっぱり一番辛かった3巻。あのもやもやとした苦しみは何とも言えません。嫉妬や疑い、そういう自分の中のドロドロとした気持ちとそれに対する嫌悪感。辛くて辛くて、読んでいて「早くおだやかな生活に戻るところまで読み進みたい」と本当に思ったものです。
4、5巻はぐっとお姉さんになって、恋する気持ちが常につきまとっていて、ちょっぴり子離れのような寂しい気持ちも感じました。
お母さんが病気になったところでは(4巻だっけ?)涙し、ジジと険悪になっちゃうとハラハラしたり。
魔女の血としきたりと新しい時代の絶妙なバランス。どの巻をとっても素晴らしかったです。

次のお話は…5巻の最後のとおりに始まるのかしら。「早く続きを書いて欲しい」とハナも言ってますが、6巻以降も続くと信じて、待ちたいと思います。