メニム一家の物語

メニム一家の物語1〜5を読了。

 荒野のコーマス屋敷―メニム一家の物語 (ザ・メニムズ 2) 屋敷の中のとらわれびと―メニム一家の物語 (ザ・メニムズ 3) 北岸通りの骨董屋―メニム一家の物語 (ザ・メニムズ 4) 丘の上の牧師館―メニム一家の物語 (ザ・メニムズ 5)

人形、しかも等身大の布製の人形の生活を描いた物語。
ばれないように気を使いながらも、買い物に行ったり、仕事をしたり…それぞれの性格も違って、みんな生き生きしている。
次々起こる事件にハラハラしっぱなし。まあ、後半はやりきれなさも漂ってくるのだけど、とにかく面白かった。

これ、ハナとも読みたいと思ったけど、どちらかというと自分で読んで欲しい。高学年ぐらいになったら、5冊をプレゼントしたいなあと思いました。
…でも絶版!?><

そして、良かったのは佐竹美保さんの絵。表紙の良さはもちろんのこと(特に「荒野のコーマス屋敷」の表紙が好き)、中のスクラッチボードの絵がとても合ってる。人物紹介の絵は、その巻の中の一場面になっていて、そこも読み終えて楽しめて良かった。

佐竹美保さんの絵、最初に意識したのは多分「魔女の宅急便その3」。それまで、林明子さんの描いた1巻目のイメージが強すぎて、2巻目の広野多珂子さんに馴染めなかった(広野さん好きなのに)。でも3〜5巻の佐竹さんで、またストンと落ち着いたんですよね。すごく人気の絵描きさんで、ヒット作品にもたくさん挿し絵を描いてはるけど、どれも素敵で好きです。