絵本作家よしながこうたく氏による読み聞かせ(おいでよ!絵本ミュージアム2009)

絵本ミュージアム、天神に行きたい用事があったので、初日に行こうと思っていたら、都合が悪くなったので、いついこうかな〜とウェブ確認してました。そうしたら、追加イベントとしてよしながこうたくさんの読み聞かせがあるというじゃないか。それは聞きたい!

非常に個人的な好みなのですが、実は「給食番長」を読んだ時にこの濃くて度キツイ感じが結構好みの絵なんだけど、なんだか自分の気持ちとずれていて好きになれずにいたのです。で、福岡にいたらいつかはこっちの方言で読み聞かせを聞く機会があるだろうと、他の絵本を読むのをセーブしていたのですが、何とご本人によるおはなしが聴けるなんて、願ってもないチャンスです。
だって「給食番長」、絶対子どもたちにうける絵本と思うんだもん。これを好きになれないままなんて悲しい!

ハナとマオと行くので、予習として「かみなり」を前の晩に読みました(^^)

かくしておはなし会へ。3種のかぶりものをとっかえひっかえしながら登場するよしながこうたくさん。

よしながさんはまず「給食番長」を。マイクナシでしたが、声が張っていてよく通る!
そしてすごい迫力。
何というか…途中から感動しましたね。よしながこうたくさんは自分が一番にまず楽しんで読んでいて、本当におもしろがって読んでいたんですね。営業的ってんじゃなくて、心の底から楽しそう。
読んで聞き手の心をつかむの、かなり上手だと感じました。 私もすごく楽しかった。自分の中の違和感も吹っ飛びました。

後半ようやくマイクが出てきて、質問コーナーの後、もう一冊「おふろだいすき!ぷっぺ」を。

途中暑くて読むのがだれてました(笑)
そういうのが素直に出るよしながこうたくさん、私としては好感度高いです。途中かぶりもの脱いでたし、かなり暑くてきつかったんだと思う。最後は持ち直して、盛り上がって終了。

読む前に「『おふろだいすき』って超有名な絵本(もちろん林明子さんののことです)があるのに、それをタイトルにつける自分が………ま、いっか」ってボソッと言ったのにはうけました。
やっぱり、意識してるんですね。

「給食番長」は、「給食番長にしましょう」って言われて描いた絵本だそうですが、「最初は番長が子どもを食べていく話だったんですよ〜」ってどこまで本気なんだか(笑)な、裏話なんかもあって楽しかったです。

終わった後のサイン会、かなり書き込むタイプのようで、時間がかかるので「お急ぎの方はいませんか〜?」としきりに気にしてはりました。
ハナは「おふろだいすき!ぷっぺ」の細かいところを見たかったようで、それを買ってサインを書いてもらいました♪
待っている間に次作のダミーなんかも見せてもらって、なかなか盛りだくさんでした。