さようならの絵本

さよならまたね―ぼくとクッキー
さよならまたね―ぼくとクッキー
作者: かさいまり
出版社/メーカー: ひさかたチャイルド
発売日: 2000/01
メディア: 大型本

絵本のお友だちのシーアさんが、私が絵本ナビに書いたレビューを見て、お引っ越しするお友だちに「ぼくとクッキー さよならまたね」をプレゼントして喜んでもらった、と教えてくれました。私も好きな絵本なので、すごく嬉しい。
絵本ナビへの投稿は今はやめてるのだけど、最初ポイントが欲しくて始めたら、要望にすぐ応えてくれる絵本ナビのレスポンスの良さも気に入って、しばらくはムキになってやっていたのです(;^_^A
どんなレビュー書いたっけ、と読み返したら、あんまり書きたいこと書けてないなあ…なんて思ったり。
中1の時に、3年間ちょい住んだ大分から福岡へ引っ越しました。3年間っていうのは、それまでの人生の中で一番長く住んだ時間でした。それまでの転校の経験で、「引っ越しても友だちだよ」っていうのは、引っ越してしばらくのことであって、小学生のレベルではなかなかマメな連絡も出来ず、しかも更に引っ越しを重ねて音信不通になるばかり。引っ越しするときのお別れ会が、追い出されているようだと、卑屈に感じるようになっていました。だから、中1の時は、当日まで言い出せなかったのです。先生にも言わないでと口止めして。当日友人たちに怒られましたね。そのときは自分の気持ちでいっぱいいっぱいだったけど、大人になって「引っ越される方もつらいんだよ」と言われて、初めてあのときの自分にケリがついた気がします。
この絵本を読むと、そんなことを思い出したりして、すごく切なくなるのです。