魔女の宅急便その6

魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)
魔女の宅急便 〈その6〉それぞれの旅立ち (福音館創作童話シリーズ)
作者: 角野栄子, 佐竹美保
出版社/メーカー: 福音館書店
発売日: 2009/10/07

長いこと楽しんだ「魔女の宅急便」をとうとう読み終えてしまいました。これが最終巻だということは買った時からハナにも言っていたので、もう最後の方は「これで終わっちゃうの?」と名残惜しそうでした。昨夜は、私もハナも、いよいよ終わりという事実にうるうる。
すっかり大人、お母さんになったキキに驚きながら、同時にキキの旅立ちの時が思い出されて、しみじみしてしまいます。あの、私の苦手だったケケも大人になっちゃって、しかも、すごくケケらしい。
なんだか、近所のおばちゃんにでもなって、「あら、あのノノちゃんがねえ。」とか見守る気持ちになって読んでいました。ハナはどんな風に感じていたんだろう。

そして、このシリーズ後半を担当した佐竹さんの絵もすごく楽しみでした。あっさりと描いてるなあと思うこともあれば、ドキッとする印象的な絵もあって、本当に楽しませてもらいました。ローワンで苦手だなと思った佐竹さんの絵、メニムで大好きになって、今では佐竹さんの絵のファンタジーを手に取ったら、必ず借りてしまいます。