大きな森の小さな家

大きな森の小さな家 (講談社 青い鳥文庫―大きな森の小さな家シリーズ 1)
大きな森の小さな家
作者: ローラ・インガルス・ワイルダー, 渡辺南都子
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 1982/07
メディア: 新書
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昔読んだ大きな森の小さな家シリーズをもう一度読みたくなって読みました。
『大きな森の小さな家』はローラが両親と姉妹たちと森の中で暮らす様子を書いた物語です。冬への備え、冬の間の様子、春が来るところは自然の厳しさに息をのみます。家族の絆や暖かさも細やかに描かれていますが、父さんの存在の大きさは格別です。父さんは一日、外で木を切り、狩りをし、また畑仕事をしているのに、家に帰ると子どもたちに話をしてやりバイオリンを弾いて歌います。
一番好きな場面は、おじいちゃん家でのおばあちゃんのダンスシーン。だれよりも上手に踊るおばあちゃん。あらくれ男のジョージおじさんとジッグを踊って音を上げさせるなんて、なーんて素敵なおばあちゃん!
厳しい自然の中にあって、前向きに生きる姿や知恵には静かな感動を覚えます。