100万回生きたねこ

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)
100万回生きたねこ
作者: 佐野洋子
出版社/メーカー: 講談社
メディア: ??
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最近マオは同じ本ばかり持って来るので、今日はハナの絵本の紹介だけ。
100万回生きたねこ」…とても有名な絵本ですね。私も絵本を買い始めた内でも早い時期に購入して読みましたが、「生と死」を描いたはなしだと感じ、それからは手に取りませんでした。説教くさいなとちょっと思ってしまったもので。
娘が成長するにつれてもう一度読み返し、そして次には、娘と読みたいなと思ったので一緒に読みました。
取りようはたくさんあると思いますが、「死」を恐れてもいいと思うし、「生」について考えてもいいと思うし、「愛」を感じてもいいと思う。そこから何を読みとるかは娘次第ですが、読む毎に何かは感じているようです。

でも今の時代、「死んでも生き返る」って本当に思いこんでいる子も少なからずいるのですよね。近所の子でもそういう話を耳にするし、たまごっちをしていたハナも最初にたまごっちが死んだ時は泣いていたのに、そのうちには「あー、また死んだ」と軽く言うようになりました。こういう時代だから、この絵本の評価が分かれるのもわかる気がします。