6/29の絵本5冊「ぼくのへやにうみがある」他

6/29のおやすみ前の絵本は「おばけのはなし2」から2話と、「きょうはみんなでくまがりだ」「ぼくのぱんわたしのぱん」「ぼくのへやにうみがある」「だっこしていいこいいこ」の5冊でした。


「きょうはみんなでクマがりだ」は繰り返しのパターンと擬音が楽しい絵本。クマ狩りに行く家族は草原、川、ぬかるみ、森、吹雪を抜け、洞穴で獲物であるクマに出会います。わぁくまだ!!!
クマ狩りどころか、たどってきた道を逃げてかえるのです。
リズミカルな文章で楽しく読めました。前半の白黒とカラーのページが交互にきたり、逃げるトコロはコマ割りになっていたりと、ヘレン・オクセンバリーの絵も冴えてます。さらに、逃げる時の擬音が全部濁音なのがスピード感が増してすごくいい!
最後のクマの後ろ姿…なんだかちょっと笑っちゃいます。


「ぼくのぱんわたしのぱん」は私が読みたくて借りた本なのですが、忘れてました。こんな本を借りたら、作らないといけなくなるってことを!パンつくろ〜攻撃にすっかり参っています。すごく簡単なパンでも失敗するぐらい不器用なんですよ(T.T)


「ぼくのへやにうみがある」は海が大嫌いなデビッドの話し。海で怖い思いをしたデビッドは海が大嫌い。でも貝を集めるのは好きなので、色んな貝を集めます。ある日ひろったのは、巻き貝。お父さんか言います「このかいにおまえのみみをあててごらん。きっとうみのおとがきこえるから」。耳にあて、海の声を聞いたデビッドは中に海が入っていると思い、「でておいで」と言うのです。
ああ、その貝から海が吹き出すように出てくる場面!部屋が海になっていく様子。デビッドの笑顔。
最初のうちは濃い絵があまり好きじゃないなあと思っていたのに、ここにきて、ぐいっと惹きつけられました。
この海は夢だったのかしら?答えはちゃーんと絵本の中にあります。(画像は紙芝居のもの。絵本の中の最初のシーンになります。)


「だっこしていいこいいこ」は素敵な絵本。ここに出てくるママは育児で疲れ切っています。そのママを助けるために家族みんなが赤ちゃんの世話を引き受けます。みんな「あかちゃんのほしいものしってるよ」と赤ちゃんが欲しいだろうと思うものを持ってくるのですが、何とも豪快!きれいなものを見たいのだと考えたおばあちゃんは赤ちゃんが埋もれるほどの花をかかえてくるし、歌がききたいとかんがえたおねえちゃんはことりでいっぱいの木を運んでくるのです。それなのに赤ちゃんは泣きやみません。さあ、赤ちゃんのことをわかっていたのは誰でしょう?
ママのあまりにやつれた姿にハナが「あたまいたいって言ってるね」。本当にお疲れさまと言いたくなるようなママの姿でした。

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