7/17の絵本4冊「おかあちゃん ごめんね」他

絵本というより、児童書の割合の方が多くなってきたかもしれません。
7/17のおやすみ前の絵本は5冊の予定でしたが、一番最初に読んだ「おかあちゃん ごめんね」が思いの外、長かったので「車のいろは空のいろ 星のタクシー」(最後)と「はれときどきぶた」から1話ずつ、それに「おかあちゃん ごめんね」「美女と野獣」の計4冊で終わりました。


「車のいろは空のいろ 星のタクシー」からは最後のお話、「雪がふったら、ねこの市」を読みました。
我が家に「車のいろは空のいろ」は2冊しかないので、とりあえず、これでおしまいです。
「星のタクシー」には本当にたくさんの歌が出てきましたが、どれもメロディーをつけることができませんでした。中でも最後のお話の「雪がふったら、ねこの市」の中の歌は、リズミカルでメロディーがつけやすそうなので、考えてみたいなあと思っています♪


はれときどきぶた」はとうとうお母さんの首がろくろっくびみたいに伸びてしまいました。ひえー。
次回で最後、どんな結末になるのか、楽しみです。
最近ハナが絵日記を書こうとしているのは、この本の影響もあるのかしら!?


「おかあちゃん ごめんね」は、太平洋戦争の最後の年の堺に住む親子を描いた物語です。
おとうちゃんは戦争に行ったきり戻らず、おかあちゃん、泣き虫で「おかあちゃん、ごめんね」が口癖の6歳の絹ちゃん、4歳のミチ坊、そして赤ちゃんの彰やんの4人で暮らしています。生まれつき身体が弱かった彰やんはやがてなくなり、つきっきりだったおかあちゃんはだんだん寝たり起きたりの生活になります。配給はより厳しくなり、おかあちゃんはほぼ寝たきりになったころ、とうとう堺にも空襲が。おかあちゃんは泣いてすがる絹ちゃんとミチ坊を逃がす為に家に鍵をかけて追い出すのです。
ハナに読む前にさらっと見たら、どう考えても最初の導入と後部分が難しいので、本編部分のみを読みました。
絹ちゃんの体験部分を。
焼け跡となった家でおかあちゃんを見つけたところで、ハナはとうとう号泣。私も、声が詰まりました。
ハナは防空頭巾というものも知らないので、この本を学校図書館から借りた時に、面白い本だと思ったようです。でも、防空頭巾をかぶった絹ちゃんの絵の表紙はどう見ても戦争物。楽しいお話だと信じているハナには何も言わずに読みました。(ハナは悲しいお話には抵抗あるので、読まないと言い出すかも知れないと思ったので)
あまり頻繁に読むには重すぎる本ですが、そして、案の定ハナも「もう二度と読みたくない」と言っていますが、時々にでも戦争の酷さはきちんと話さねばと思うので読んで良かったと思います。


美女と野獣」のお話、知ってる?とハナに聞いたら「テレビで見たことある」。私もディズニーアニメの「美女と野獣」以外でというと、あまり記憶にないかも…。
ストーリーが少しアニメとは違うのは予想していたけど、一番気になったのが愛称(?)。姉さんたちのツントさんとケチイさん。美しい娘キレイさん、そして野獣ケダモノ。うーん、やっぱりアニメの印象が強すぎてか、そういう部分にひっかかってしまうのです。
でも、エロール・ル・カインの美しい絵で読む「美女と野獣」も素敵でした。そして野獣の心臓に悪いぐらいの醜さ。ああ!

車のいろは空のいろ 星のタクシー はれときどきぶた  オンライン書店ビーケーワン:美女と野獣