7/21の絵本5冊「ゆめすいこうもり」他

夏休みに入りました。
ハナは学校の宿題で読書ノートをつけます。でも、自分で読んだ本のみ。ハナの夏の目標は90冊らしいですが、それは達成できるでしょう。私が読む本を加えたら、きっとこの夏は一番多くの本に出会うと思うので、記録をつけてほしいと思い、絵本ノートを別につけさせることにしました。
さっそく、読み聞かせの会と講演会で読んでもらった絵本(途中でリタイアしていたので、自分が聞いた分のみ)をつけて、自分で読んだ本と私が読んだ本もいれて…初日で24冊。


さて、21日のおやすみ前の絵本は「オバケちゃん」から2話と、紙芝居「まねっこともだち」「ぶきゃぶきゃぶー」「ゆめすいこうもり」「だいじょうぶだいじょうぶ」の5冊でした。


「オバケちゃん」のあいさつ、最後のねこによろしくってのがすごくかわいい。今日は、人間が森の木を切ってしまおうと言っているのを聞いてしまったところまで。


紙芝居「まねっこともだち」、また読みました。(7/10参照)
今回もおもしろかった〜と満足げなハナ。


「ぶきゃぶきゃぶー」で竹内通雅さんの絵に初めて出会いましたが、それ以来すっかり魅了されています。このどぎついピンク。しましまパンツに帽子、長靴の格好のブタ。いつも「o」の口をしているのが気になります。
ぶきゃぶきゃぶー。バスがはしり、ダルマがのってきました。ゆきがふってくると、降りたのは…?
ハナには3回ぐらいそこまでを繰り返して、やっとわかったようです。確かにふーんと流してしまいそう。いつか学校でも読みたいと思っているけど、やはりそこまでを繰り返して読むんだろうな。あっ!とわかった子どもたちの顔を想像して笑ってしまいました。


「ゆめすいこうもり」は近藤薫美子さんの作品。
こうもりホラキュラは森の動物たちの夢をすってまわります。動物たちが起きる頃に眠りに入り、そのすった夢を見るのです。が、様子が変。動物たちが夢を見ていないのです。夢を見る力がなくなったのは自分がすったからかもしれないと考え相談に行きます。みんなに夢がもどるには、人の夢をすわずに自分で夢を見られるようになるしかない。そう言われて、なんとか自分で見ようとがんばります。
「面白おかしくは描くけれど、うそは描かない」と言われるとおり、良い悪いを言わず、食べられる側も食べる側もただそれをあるままに描く。そういう近藤さんの作品を信頼しています。今回のはより「お話」としてのカラーが強いけど、近藤さんがこうもりを見て、何かしら見たこと、感じたことが作品になっていると思います。それを私も考えてみよう。
近藤薫美子さんの作品、くも、かまきり、ダニ…見向きもされないどころか、嫌がられるようなものばかりを描いてます。どれも命を教えてくれる素敵な絵本です。


「だいじょうぶだいじょうぶ」は避けていた絵本でした。なぜなら、この絵本が出たときから反響が大きく、感動した、良い絵本だったとそんな声ばかり聞こえてきたから。なんだか扱いが「いつでも会える」などのような大人向け絵本と同じだなあと。いとうひろしさんは好きな作家さんです。だから、読むのが怖かった。
読んで、やっぱりこれは大人向きだなと思います。
見開きに2つも4つもの場面があり、絵本として読むにはちょっと窮屈に感じます。もっと量をおさえた絵本にするか、ページを増やして児童書っぽい感じにするかにして欲しかったなあ。でも、このサイズでこの量だから売れたなあとも思うんですよね。
まあ、大人向けでもいいか。大人が「だいじょうぶだいじょうぶ」と(むしろ自分に向けて)言い、それが子どももホッとさせるんであれば。

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