7/23の絵本5冊「いちねんせい」他

昼間、「オバケちゃん」の最後までの4話を読んでしまったので、7/23のおやすみ前の絵本は「モンスター・ホテルでインターネット」「シオドアとものいうきのこ」「ネズミのヒコーキ」「まっくるけのまよなかネコよおはいり」「いちねんせい」の5冊でした。


先日読んだ「モンスター・ホテルでパーティだ」が面白かったので、古書店で「モンスター・ホテルでインターネット」を見つけ、すぐに買いました。
10時モンスターにパパとママを消されたマリエちゃん。モンスターホテルではモンスターも消されていました!10時モンスターって!?マリエちゃんといるぞうくんはみんなを取り戻そうと…。
今回のおはなしも面白かったけど、ああ、ホテルでのどたばたがもっと読みたかったなあ。ツネミちゃんやとおるさんの活躍が見たかったので、ちょっと物足りなかったです。シリーズをたっぷり読んだら、これもまたいいかも。


「シオドアとものいうきのこ」は綺麗な表紙で読む前から心が躍りました。でも読んでみたら、なんだかシオドアがすごく気の毒〜。
仲間と4人で暮らしていたシオドアは、、何が出来るかを仲間たちと言い合いますが、逃げるしかできないシオドアを3匹は笑います。シオドアがある日みつけたきのこは、くちをきいた。しゃべるわけではなく、「クィルプ」と言うだけだけど、そのきのこを利用して、ねずみは動物の中でえらくなったのです。いばっていたシオドアですが、そのうちにばれる日がやってきます。
確かにシオドアは調子に乗りすぎたかもしれないけど…とこの内容がやたら説教くさく感じるのでした。ハナは、どうしてたくさんのきのこがあったからって、シオドアがウソ付いていたのがばれたのか、やっぱり納得がいかないようでした。


「ネズミのヒコーキ」は佐々木マキさんの絵本を思い出させるような真っ黒いネズミのおはなし。たむらしげるさんのこの絵本、きっとハナは気に入るだろうなと思ったら、やっぱり大好きだったようです。
おもちゃのヒコーキを見つけたネズミ、いたずらしているうちに飛び出してしまいます。川を越えて雲の中を飛んだり、海に落ちたり…。ノコギリザメとビール椰子のビールで乾杯。昇ってきた月をみて、ネズミは月へ行こうと考えます。
家を飛び出して、川を越え、どんどん上昇する見開きのページや一面が海の見開きのページはもう胸ワクワクです。漫画のようだけど、そうコマが多くないので、読みやすいです(^^)


「まっくろけのまよなかネコよおはいり」はちょっと意味深というか…難解というか、微妙な本でした。
ローズおばあさんとイヌのジョン・ブラウンは2人だけで幸せに暮らしていました。他になにもいらないと思っていたのに、ふと庭にいるネコが気になってしまうおばあさん。ジョン・ブラウンは見えないフリをしたりしてネコを入れまいとしますが、ネコとも暮らしたいおばあさんはとうとう寝込んでしまいます。
この、ネコと暮らしたいばかりに寝込んで起きてこないおばあさんに、ハナは納得いかなかったみたい。ジョン・ブラウンのヤキモチというか、2人の暮らしを邪魔されたくない気持ちはわかったのかしら。


「いちねんせい」は詩集でも一番読みたかったもの。国語の教科書にも紹介されていたので、今のうちに読んでおこうと読みました。やっぱり良いです、この本。
最初の方は入学を意識した詩が並んでいます。
これを谷川さん一人で書いたというのが、おどろき。本当に子どもたち一人一人が作った詩のように、新鮮です。
「わるくち」「あな」「かみ」が私は好き。
ハナとは「って」を必死に読み合いました(;^_^A

モンスター・ホテルでインターネット (どうわはともだち)    いちねんせい