ウエズレーの国

ウエズレーの国
ウエズレーの国
作者: ポール・フライシュマン, ケビン・ホークス, 千葉茂樹, Paul Fleischman, Kevin Hauks
出版社/メーカー: あすなろ書房
発売日: 1999/07
メディア: 大型本

出会えた!
この絵本を読んだ時の私の一番の感想でした。
絵に惹かれて借りたのだけど、内容もすごくて、よくぞこの本に出会ったと自分を褒めたいぐらいです(笑)

このウエズレーくん、人と違うことでいじめられているんだけど、くよくようじうじすることなく、逃げる、かわす術を持っています。それが自分の個性であることに、自信を持っている、この強み!

そしてある日、自分の畑に飛んできた種を育てることをきっかけに、食べ物もジュースも、ぼうしも服も、自分だけの時間まで作り、自分の国を持ったウエズレー。考え出したゲームを、みんながやりたそうにしているからじゃなくて、みんなでやるのも面白そうだから、そう考え大勢でできるように工夫する、すべてのことにウエズレーの意思が働いているんです。
ウエズレー語も文字も作り、歴史を論文にまとめ…こんな夏休みの過ごし方ってある!?

ハナは読んでいる間中「うわあ!うわあ!」と感動しっぱなし。
そして、字のないページ。満点の星の中、空中ベッドで笛を吹いているウエズレーの姿に最高に感動していました。私も昔読んだ冒険物語で、その世界を夢見たように、同じ感動を覚えました。
(絵本ナビに投稿したレビューを修正して紹介しています。)